しーずん見聞録

しーずんといいます。作った楽譜や書いたエッセイをここで公開しています。

【エッセイ】愛と尊敬、期待と執着

f:id:SE4S0N:20200204202225j:plain

字ヅラは違うけれど、本質的には同じことを指し示している言葉って、実は結構多いんじゃないかと思っている。言葉の意味は一見結構違うけれど、意味するところは同じである言葉同士、その一つに「愛する」と「尊敬する」があるとわたしは思っている。愛している人は尊敬している人であり、尊敬している人は愛している人なのだ。

【エッセイ】もっと光を

 

f:id:SE4S0N:20200202010617j:plain

 
今まで見知ってきた英語の単語でもトップクラスで好きな単語があって、それがenlighten(enlightenment)という言葉である。
日本語訳的には「啓蒙する」とか「教える」といった意味を持つ。とても堅苦しい言葉で、教会とかで使われていそうな言葉だ。
この言葉を知ったときの正直な感想は「へえ、そうなのか。でもいつ使うんだ?こんな単語。啓蒙なんて日本語でも使わないしなあ。」くらいのものだった。

【エッセイ】わかりあえないからわかりあえる

f:id:SE4S0N:20200202003132j:plain

「察してよ」だとか「わかってほしい」などという言葉はありふれている。特別に言葉を交わさなくても、相手の感情や考えていることを理解し、理解したということさえ相手に伝えずに、相手に合わせた行動を取るというものである。非言語的なコミュニケーションが取れたとき、そこには一種の快楽が生まれる。しかし一方で「わたしの感じていることを、同じようにあなたも感じてほしい」という身勝手な希望がそこにはある。

【エッセイ】「楯突く」という面白いことば

 

f:id:SE4S0N:20200201235054j:plain

昔からおもしろいなあと思っていることばの一つに「楯突く」という表現がある。「反抗する」とか「歯向かう」といった意味で使う慣用句的な言葉である。でも、ずっとおかしいと思っていた。どうして守るために使う「楯」なのに「反抗」なのか、という疑問である。普通、反抗するために使うのは「剣」や「銃」などといった武器ではないのか、と。そこでちょっと考えると、以下のような考えが頭に浮かんできて、一旦納得した。

【エッセイ】空白にこそ、進歩は宿る

f:id:SE4S0N:20200131114229j:plain

社会が進展して食べ物は捨てるほどたくさんあるし、スマホもあるし、タダでできることも増えたし、こんなにも便利な世の中になったのに、なぜまだみんな忙しくて、どこまで頑張らなきゃいけないの?と思うことは多い。わたしはそもそもこの「頑張る」という言葉も好きではなくて、この言葉ってなんだか「ほんとうはやりたくないことを、無理してでもやり続ける」みたいな意味合いが見え隠れしてしまっているような気がしている。なにしろ「頑なに、張る」のだから、意地になってやっているというニュアンスが頭にチラつく。

【エッセイ】イタリアで見つけたこと:自分本位であれ

f:id:SE4S0N:20200129150537j:image
 
卒業旅行で一週間イタリアに旅行へ行った。海外旅行に行った回数は数知れど、未だヨーロッパに足を踏み入れたことの無かったわたしは、漠然と「やっぱり行くならヨーロッパでしょ」なんて安易な考えで、ほとんど流れで旅行代理店に行ってツアーを申し込んだ。普通だったら往復の旅券をとるだけで元がとれてしまいそうな費用だけで、添乗員さん付きのツアーに参加できた。
 

【楽譜】人生は夢だらけ

楽譜

椎名林檎さんの楽曲。かんぽ生命のCM用に作られた歌です。のちにクラフトボスのCMにも起用されました。

3拍子ジャズ。長編ミュージカルのようなとてつもない曲です。

 

続きを読む