しーずん見聞録

しーずんといいます。作った楽譜や書いたエッセイをここで公開しています。

【楽譜】千本桜

 

楽譜

言わずと知れた超有名ボカロソング

四重奏として作ったものです。クラシックギター重奏を初めて聴く人のために弾くというシチュエーションを想定して作りました。

 楽譜はこちら (スコア10ページ)

https://drive.google.com/open?id=1kF3SbGK_xijQ1FalN2toH_FT1Ih2Obb9

 


1st

https://drive.google.com/open?id=1vuZQ0519JzfnZjrTG3cwNCzcenMqdtuv

2nd

https://drive.google.com/open?id=1PHexA_L8ItkRpGQLh40BKlrFu54vKgm2

3rd

https://drive.google.com/open?id=1tnv2sG2cuAW70U3ZWWGS78C04OAkdxB-

4th

https://drive.google.com/open?id=11LDAvK9SRIN7Hmw6LcgA22yeAR3GXacp


 ちょこっと解説

  • 「サクッと覚えてサクッと弾く曲」を意図して作りました。敢えて非常に簡単な作りにしています。パート分けもメロディ、ハモリ、コード、ベースの4つの構成でハッキリと区別させています。
  • 間奏部分リハーサル番号Jで少しひねりを入れました。ソロ回しで役割が交代していきます。メロディとアルペジオが高速で難易度が少し高いです。
  • リハーサル番号Lは転調後に盛り上がれるように静かめに弾くことを想定しています。2ndのパーカスは例えば爪でギター側面を叩いてみてください。3rdは遊びとして人工ハーモニクスを取り入れてみました。
  • 速くなるほど特に転調後のメロディが難しくなりますが、それでもコードとベースがノリに乗って速度を落とさずに引っ張っていくとカッコよく決まると思います。

 

 

 ひとりごと

凝ったものや難易度の高いものが必ずしも優れたものとして評価されるわけではない、ということは頭では理解しているつもりでも、それでもどうしたって難解なものに傾倒してしまいがちだなと、自分では自分のことを思っています。それは難しいものを理解したいと思う純粋な探求心ゆえでしょうか、それとも難しいことを理解したときに得られる優越感とナルシシズムを求めてなのでしょうか。どちらなのかは分かりませんが、いずれにせよ分からないものは素直に分からないと言えるということは大切だなとわたしは思いました。そういう人でありたいなと思っています。

 

千本桜はコードをみるととても簡単な作りになっています。歌詞の難解さ(意味の無さ?)は置いておくこととして、有名になったり、時の風化に耐えて語り継がれていくものは得てして平易な内容なものが多いというのはあることだと思います。この曲もおそらく、これから先も長く歌われ続けていく曲であり続けるんだろうなと、楽譜を作っていてそう感じました。